遺品整理、生前整理、空き家整理のご依頼は業者選定が大切な訳とは?

2021年05月31日

おかげ様で、弊社も本年4月をもって創業25周年を迎えさせていただきました。四半世紀にわたって、業務を継続できたのは、ご依頼者様、協力業者様、そして社員とその家族のおかげだと思っております。皆様の支えがあり、25年もの長きにわたり、遺品整理、生前整理、空き家整理の業務を継続できた事を、この場を借りて感謝申し上げます。 さて今回は長年対応してきた経験をふまえ、「遺品整理、生前整理、空き家整理は業者選定が大切」をお伝えさせていただきます。

 

現在、国内で登録されている遺品整理業者は1万を超えると言われております。数年前からテレビ、新聞等の影響もあり「遺品整理」というワードが認知されつつあり、遺品整理専門業者への依頼が増えています。弊社が起業した当時は、片付け業者、便利屋、ゴミ収集業者が、事業の一つとして遺品整理を行っておりました。昨今の遺品整理専門業者への依頼増加は、少子高齢化が急加速したのも要因と思われます。

 

では、どこの業者でも良いか?と言えば、決してそうではございません。業者数が増加すれば、それだけ遺品整理全般の知識がない業者も混在しています。そのような業者に依頼すると「こんなはずでじゃなかった」とトラブルに発展することも少なくないようです。遺品整理、生前整理、空き家整理の依頼後、そのような事態にならないためには、業者選定が非常に大切です。弊社の長年の実績の経験値から、遺品整理、生前整理、空き家整理を依頼する上でのポイントをまとめさせていただきます。

 

ネット上のホームページ閲覧だけで決めない、 口コミ、宣伝文句で業者を選択しないこと

インターネット、ホームページは費用をかければ、どの業者も見栄えがよく信頼性が高く見えます。併せて、掲載上の「検索掲載順位」が高いからといって、必ず信頼性が高いわけではございません。「テレビ、新聞取材・豊富な実績」と大々的にアピールし宣伝している業者が必ず良いとは限りません。掲載上位の業者は信頼性が高い業者も、一部、実在していますが、ホームページ制作会社にリスティング広告費、SEO対策費に莫大な費用を払い順位を上げている業者も少なくないのが現状です。

 

また「テレビ、新聞取材・豊富な実績」と大々的に掲載している業者が必ず信頼性あるとは言い難いのも事実です。理由として、弊社も某テレビ局、新聞社より取材の要請や問合せの相談を頂きますが、テレビ、メディア側は放映の予定日があり、その日程を逆算して、ネット等で片っ端に遺品整理業者に問い合わせをしています。

取材日にたまたま遺品整理の取材可能な御依頼者様がお見えになられたり、あるいは遺品整理の費用を格安にしその代償として取材に承諾を頂く場合があります。しかし、弊社は取材のために遺品整理のご依頼者様のご意向に合わない案件を無理にお願いすることは決してしておりません。メディア取材は遺品整理業者側にすれば宣伝にはうってつけかもしれませんが、ご依頼者様のご心情からお察しすると一番最良な方法とは思いません。上記の事からお打ち合わせ時に、「テレビ取材の実績件数が豊富で信頼できます」とアピールする業者は、必ず良いとは言えないのです。

 

まずは、業者の電話応対をご確認下さい。見積時は担当者としっかり面談し、内訳、人員数、追加料金の有無、処理方法、法令順守は適正かどうか確認する事が大切です

 

業者選定に大切な事は、まず遺品整理業者に直接電話で連絡し、応対を確認する事がとても大切です。なぜならば電話の応対が雑な業者は、遺品整理の作業も粗雑な業者、又はいい加減な業者が多い傾向があるからです。また必ず電話だけで依頼せず、業者に現地で見積させる事が必要です。担当者としっかりと面談を行い、見積額の内訳、人員数、追加料金の有無、処理方法、法令順守はされているのか?等を確認する事が、依頼後のトラブル回避になります。

 

金額の高額請求は論外として、逆に低価格すぎるのも必ずしも良いとは言えません。遺品整理業界において「早い」「安い」が絶対良いとは言えないケースがあります。左記の業者の多くが兼業で遺品整理をしており、遺族のご要望を配慮しない回収業者や、いわゆる不要品を違法に処理する違法業者です。「2トン乗せ放題パック」のようなうたい文句で営業をする業者が多いと言われております。相場よりかなりの低価格の業者は要注意です。作業の手間を省き、違法回収が常態化し、また理由をあれこれ説明し、作業後に追加請求をする業者もいます。作業日数の大幅な超過や処分費の追加など、常識では考えられない悪質な事例があります。

 

独立行政法人「国民生活センター」にも年間100件以上の契約トラブルが寄せられています。ほとんどが追加請求のご相談かと思われます。弊社はしっかりとお見積時にご依頼者様のご要望をお聞きさせていただき、室内のお荷物の状況をくまなく確認し、長年の経験を踏まえ追加料金の有無が発生する場合はどのような事が考えられるのか?携わるスタッフは何人か?作業日数は何日要するのか?等ご依頼者様がご不安になる事を事細かに説明させていただきます。万が一、お見積時に弊社担当者のミスでお見積金額が追加になる場合には弊社にてご負担をさせて頂きます。それだけ自身を持ってご依頼者様に寄り添ったご提案をさせて頂いております。

 

■不要品回収業者、便利屋業者と遺品整理業者との違い

 

不要品回収業者、便利屋業者は基本的に遺品整理のご依頼者様のご要望、ご意向にご対応できる知識を有していない場合がございます。理由として、他の業務と兼業している場合(必ずしも兼業だから、知識が乏しいわけではございません)や廃棄物処理の延長のような取り組みをする業者、あたかも宝探しをするような業者、建物の養生等を一切せず、建物に破損、損傷を生じ、ご依頼者様に不快な思いをさせてしまう実例もよく耳にします。過去の実例紹介等がホームページ上に細かく掲載されているか等も判断の指標になるかと思います。

 

以上が、名古屋市内を中心に遺品整理に25年従事している弊社からの遺品整理業者を選ぶポイントです。少しでも失敗しない業者選定をしていただけるよう、参考にしていただければ幸いです。