2023年09月13日
大切な家族が亡くなった後に、遺族がしなければならない遺品整理ですが「気持ちの整理がつかない」「いざ取りかかろうと思っても亡くなった人を思い出して辛い」という声も多く聞かれます。相続のこともあり先延ばしにすることができないと分かっていても何からすればいいのか分からないとお悩みのあなたのために、分かりやすく遺品整理についてご説明します。
一般社団法人 認定遺品整理士認定協会
認定遺品整理士(認定 第 IS 01336号)
第二種電気工事士 愛知県知事許可 (第147439号)
1997年7月にメイドマンの運営会社、株式会社プラウドエーに入社。
2011年に認定遺品整理士の資格を取得。
現在、プラウドエーにて遺品・生前整理事業部 部長として職務にあたる。
2022年7月にて入社25年を迎える。
1.遺品整理とは?
遺品整理は何をするの?
遺品整理とは、亡くなった方の持ち物を整理し不要となったものを処分することです。故人さまが使っていた日用品、お持ちになっていた写真や装飾品、家を含めすべてが遺品として扱われます。遺品整理が一般的な片付けや整理と違うのは、故人さまの持ち物を片付けることでその思い出も整理することになるということです。遺品整理はご遺族自身の心の整理をし、故人さまと心のお別れをすることで悲しみを乗り越える一歩を踏み出すきっかけになるものといえます。
遺品整理がつらい理由
「遺品整理がつらい」と思う理由は2つあります。1つは「心」、そしてもう1つは「体力」の問題です。遺品には故人さまとの思い出が詰まっているだけでなく、自分の知らない姿を知るきっかけにもなるため、向かい合い気持ちの整理をつけることは簡単ではありません。さらに自分の持ち物ではないことから遺品の量が把握できないことがほとんどです。思った以上に量があって片付けても終わらない、遠方に住んでいて整理に通うだけで体力的金銭的な負担がかかるといったことも起こります。遺品整理は想像していた通りにはならないことがほとんどであるためつらいと感じてしまうのです。
2.遺品整理がつらい、できないを乗り越える方法
遺品整理を行う時期を決める
遺品整理のつらい気持ちを乗り越えるための方法として、まず遺品整理に取りかかるタイミングを決めておきましょう。四十九日や一周忌といった区切りであれば、気持ちもそのタイミングに向けて切り替えられますし、故人さまの供養も兼ねた整理として取り組めます。親族が集まる機会でもあるので、相談してから作業を始められることもメリットです。
遺品整理を家族や親族と共に行う
遺品整理を一人でしないことも大切です。遺品と向かい合いつらくなったときに、家族や親族が一緒にいれば気持ちを分かち合うことができます。故人さまにしてあげたかったことやできなかったことも聞いてもらえますので、つらい気持ちを抱えたまま遺品整理をすることもありません。整理を途中で切り上げるタイミングも一人では難しいですが、複数の人間がいれば考えることができるので無理をせずに作業を進められます。
一度悲しみと向き合い心を整理する
遺品整理の前に心を整理することも考えてみましょう。遺品と向き合うことで悲しみや苦しみが増すのであれば、遺品整理を進めることは難しいからです。そのためにはプロの手を借りることも選択肢の1つです。深い悲しみに対するケアやサポートを行っている日本グリーフケア協会は各地でワークショップを開催し、心の整理の手助けをしています。
遺品整理を業者に依頼する
時間と心の整理が追いつかない場合には、専門業者に依頼するのがおすすめです。業者に依頼すると費用がかかってしまいますが、遺品の仕分けだけでなく不用品の処分やリサイクル、片付け後の清掃まで一括でしてもらえるメリットがあります。遺品整理のプロの多くは自身も様々な悲しみを乗り越えた経験がありますので、不安や悲しみの相談をすることができます。身体的にも精神的にも負担が軽くなる方法です。
3.整理するのがつらいため遺品整理を業者へ依頼する場合
遺品整理費用の相場
間取り | 料金相場 | 作業時間相場 |
---|---|---|
1K | 35,000~80,000 | 1~3時間 |
1DK | 60,000~120,000 | 2~5時間 |
1LDK | 100,000~150,000 | 3~6時間 |
2DK | 120,000~170,000 | 3~6時間 |
2LDK | 150,000~200,000 | 4~8時間 |
3DK | 170,000~220,000 | 5~10時間 |
遺品整理を業者に依頼する場合の費用の目安を見てみましょう。ただ、遺品整理にかかる費用は決まっているわけではありません。業者によってどういった作業をするか、どこまで対応してくれるかによって料金は大きく変わるためです。遺品の量で設定金額を表示している場合と、部屋の広さや部屋数によって金額が決まっている場合とがあります。遺品を処分する場合、処分費用が別になっている業者もいますので注意が必要です。
つらい遺品整理を業者に依頼するケース
費用はかかっても業者に依頼した方が遺品整理をスムーズに進められるケースはいくつかあります。特に賃貸住宅に故人さまが住んでいた場合は、業者に依頼することで遺品整理の間家賃を払う必要がなくなるメリットがあります。また親族が遠方に住んでおり遺品整理のために集まることが難しい場合も、業者に依頼した方が遺産相続の手続きを早く進められます。
4.遺品整理業者選びのポイント
つらい遺品整理を安心して行うために
遺品整理を業者に依頼する場合、自分にとってつらい整理を代わってしてもらうのだということを忘れてはいけません。単に不用品を処分するだけの業者を選んでしまうと後悔することにもなりかねないからです。遺品整理を専門に取り扱っている業者を選ぶことに加えて、遺族の気持ちに寄り添った対応、訪問見積もりによる明確な内容の提示をしている信頼できる業者に依頼することが大切です。
遺品整理にお悩みのときは、メイドマンにお任せください!
遺品整理をどの業者に依頼すればいいのかお悩みなら、ぜひメイドマンにご相談してみてください。メイドマンは創業から依頼者様の心に寄り添った遺品整理を行っています。そうはいっても業者はただ仕事だからするだけであり、遺品整理がどれほどつらく苦しいものなのかは、実際に経験した人でなければ分からないと思う方は多いかもしれません。メイドマンの創業者は、自身の大切な家族を亡くし遺品整理の大変さを身を以て経験したことから遺品整理に力を入れてきました。単なる片付けや整理に留まらず、依頼者様の悩みに親身になって寄り添い、枠に囚われない様々なサポートを行っています。遺品整理のプロである遺品整理士の資格を持つスタッフも在籍しており、安心して遺品整理を託せる業者といえるでしょう。
まとめ
つらい作業となりがちな遺品整理ですが、先延ばしにできないため、悲しみの中作業をしなければなりません。どうしても遺品整理ができないが、相続問題や家の明け渡しなどで対応を急がなければならない場合には専門業者に依頼することも一つの方法です。ただ業者に依頼する場合に意は費用がかかることに加え、後悔することのないよう信頼できる業者を選ぶことも大切になってきます。遺品整理を専門に取り扱う信頼できる業者に、事前に見積もりを出してもらうと安心です。