2023年02月06日
亡くなった方の遺品整理は遺族がするもの、という風潮はここ数年で大きく変わり「遺品整理のプロにお願いする」という形が主流になりつつあります。
そこで、今記事ではなぜ遺品整理行の専門事業者へのニーズが高まったのかその社会的背景と共に、見極めが難しいことの多い遺品整理業者選びにおいて、信頼できる業者を選ぶために参考にしたい遺品整理業に関連する資格について解説します。
一般社団法人 認定遺品整理士認定協会
認定遺品整理士(認定 第 IS 01336号)
第二種電気工事士 愛知県知事許可 (第147439号)
1997年7月にメイドマンの運営会社、株式会社プラウドエーに入社。
2011年に認定遺品整理士の資格を取得。
現在、プラウドエーにて遺品・生前整理事業部 部長として職務にあたる。
2022年7月にて入社25年を迎える。
「遺品整理士」の資格が誕生した背景とは?
遺品整理業は、少子高齢化、核家族化が進む社会で需要が高まっている
遺品整理業が注目されるようになった理由として、日本で暮らす私たちを取り巻く社会的状況やライフスタイルの変化が挙げられます。日本では少子高齢化が進んだことから核家族が増加し、老老介護や空き家が問題となってきています。
かつてのように二世代三世代が同居するという家族の形から、親子だけ・夫婦だけといった核家族が増えたことで介護や看取り、死後の遺品整理まで個人にかかる負担はかつてなく大きなものとなりつつあるのです。特に遺品整理は、亡くなった家族の荷物の整理だけではなく、賃貸住宅の場合は業者への明け渡し、遺産相続といった手続きもあります。
遺品整理には精神的にも体力的にも大きな負担がかかること、遺族の高齢化や核家族化で人手が足りないといった問題があることに加え、生前に遺品整理を予約するといった人が増えている現状もあり、遺品整理業のニーズは高まっているといえます。
悪徳な遺品整理業者によるトラブルも増加
遺品整理の専門業者のニーズが増加している一方で、トラブルに巻き込まれるケースも少なくありません。
遺品整理業に参入する業者は増加傾向にあり、今や1万社以上あるともいわれています。ただ、比較的新しい事業であるため、監査を行う官庁等が設置されていないといったこともあり悪徳業者が少なくありません。
そのため、遺品整理業が広く認知される一方で、依頼した利用者がトラブルに遭い消費者センターに相談するという事例が増えています。相談内容としては、高額、また不当な追加請求、貴金属や現金といった遺品の盗難や回収した遺品の不法投棄などがあります。被害に遭っても解決が難しい現状も問題といえます。
遺品整理業界で日本初の認定資格「遺品整理士」が誕生
こうしたなか、遺品整理業が求められる社会で少なくないトラブルをなくし、業界の健全化を図ることを目的として、日本で初めての認定資格が誕生しました。
それが「遺品整理士」です。「遺品整理士」は2011年に一部業者や元自治体職員によって設立された「遺品整理士認定協会」で養成講座を受講し、試験に合格して取得できる認定資格となっています。
遺品整理業で必要とされる3つの許可証・資格
ここでは、遺品整理業を行うにあたって必要となる2つの許可証と遺品整理士の資格について解説します。遺品整理業は無資格・無許可でも営業は可能ですが、取り扱う作業によっては違法となることもありますので、以下の3つは事前に確認することをおすすめします。
【必須許可】一般廃棄物収集運搬許可証
遺品整理でご不要となったご不用品を回収・運搬するために必要な許可が一般廃棄物収集運搬許可証です。許可がないままご不用品を収集することは違法となります。
さらに自治体でごみの回収が困難な状況であり新たな事業所が必要とされている場合にのみ募集が行われるため、遺品整理業に新規で参入した企業が許可を得るのは難しいことが少なくありません。そのため、許可を持っていない業者に依頼した場合、不法投棄のトラブルが発生する可能性が高くなります。
弊社、メイドマンは長年の実務実績、協力企業様とのネットワーク構築によりご依頼者様の当該ご住所の各市町村の一般廃棄物収集運搬許可業者様にご不用品の収集の委託、連携、提携をしておりますので、ご安心してお任せ下さいませ。
【必須許可】古物商許可証
遺品の買取を行っている業者の場合、古物商許可証が必要となります。古物商許可証は申請に必要となる書類は多いのですが比較的許可が下りやすいこと、古本や中古車販売、リサイクルショップ等幅広い業種でも活用しやすいということもあり、遺品整理業者は持っていることがほとんどです。遺品整理業者の場合、遺品の回収時に買取も同時に行うため、古物商許可証を常に携帯しています。買取時に見せてもらって確認することをおすすめします。
古物商許可証を持っていない業者が問題とは言いきれませんが、遺品の引き取り後にリサイクル業者などの別業者に委託をしないまま買取業務をしている場合は違法となることに注意が必要です。
【遺品整理のプロの証】遺品整理士
遺品整理のプロであるかどうかを判断する材料として、ぜひ確認しておきたいのが遺品整理士の存在です。遺品整理業は、単なるごみの処分や家の整理をする仕事ではありません。遺品整理が大変だといわれるのは、扱うのが単なるものではなく「故人の思い出が詰まった大切なもの」であるからです。
遺品整理士は遺品の取り扱い方や依頼者である遺族との接し方、遺品整理にあたって必要になる専門知識、正しい遺品整理についての理解など幅広い知識や経験が求められる資格です。合格率は65%とされていますが簡単に取ることができる資格ではありません。さらに資格を取得しても2年ごとの更新が必要で、正しい知識を持って業務にあたっているかどうかも確認されます。
遺品整理士は遺品整理のプロフェッショナルともいわれる資格です。お願いしたいと考えている遺品整理業者に、遺品整理士が在籍しているなら安心して依頼できます。
正式な資格や許可証をもった業者を選びましょう
大切な家族の遺品だからこそ大切に扱いたいと思っていても、気持ちの整理がつかずどこに依頼していいか分からないということは少なくありません。
だからといって大切な遺品をぞんざいに扱われてしまっては金銭的な面だけでなく精神的にも大きなダメージを受けてしまいます。
メイドマンは遺品整理士の資格者が在籍しており、25年以上の豊富な実績を持つ遺品整理業者です。故人や遺族の皆様の心に寄り添った整理のお手伝いで多くのお客様に選ばれているメイドマンに遺品整理はお任せください。