遺品整理の見積もりのお話し

2015年12月07日

IMG_1087先週末から、名古屋市中川区にてご遺品整理をさせて頂いております。築40~50年の借家の建物内の整理となります。

ご依頼者様は、数年前にお亡くなりになられた故人様の娘様ご夫婦です。所狭しとお荷物があります。玄関が2か所あり、実質は2軒お借りになられていた形で、不思議なことは2軒お借りになられていたとの事ですが隣通しの壁がないのです。長年ご遺品整理をしておりますがびっくりです。さて、今回のご遺族様からお話しを後日お聞きした事ではありますが、お見積りを弊社と他社でいわゆる相見積もりをおとりになられたそうです。結論から申しますと弊社のご提案させて頂いたご遺品整理のお見積りが他業者様より高かったそうですが、果たして何故弊社にご依頼をされたかと申しますと、他社は、非常に安価な金額でご提示されていたそうです。後日ご親族様で若干整理をされ、少しでも費用がお安くならないかと、お休みに整理をされて、再度業者に再見積りを依頼して拝見頂いたら前回よりも見積金額が高くなり、おまけに正確な金額をご提示しないとの事です。しかもご遺品整理当日に費用が追加になるかもしれないと平気にご依頼者様にお話しされたそうです。私達からすると考えられません。まったくひどい業者です。今更ながらそんな怠慢な業者がいるのか?と呆れてしまいます。と同時に同じ業者として憤りをおぼえます。ご依頼者様曰く「御社のほうが金額は高かったけど、何が、どのようになってこの金額なのか。どのように対応してくれるのかまでしっかりとお話して頂いた。亡くなった両親の遺品を最後に丁寧に扱ってくれる方にお願いしたいから決めました。」とおっしゃって頂きました。誠に有難いお言葉です。他社の担当者が2日前にも連絡がありましてしつこく電話がありました。けどきっぱりと断りました。ともおっしゃって頂けました。多種多様の業種が世の中ございますが、少なからずご遺品整理、生前整理のお仕事は時代がどんなに便利になろうとある意味アナログ的な対応が求められます。一期一会とはよく言ったものでまさにその言葉に尽きます。私たちの業務は一発勝負なのです。亡くなられた故人様のご遺品、ご家族様の大切な思い出のお品の数々を粗雑に対応したり又は、捜索物があった場合は一つ一つ、念入りに確認しご遺族様にお渡ししなければなりません。いわゆる便利屋、不用品回収業とは全く取り組みが違うのです。最近、私たち遺品整理、生前整理業も少しずつではありますが世の中に認知され始めておりますがまだまだ、いい加減でご遺族様のご要望を無視して怠慢な対応する業者や、見積時に低価格にてご提案し、遺品整理時に理不尽な追加請求をする業者、法令を無視した業者はいまだに後を絶ちません。くれぐれもご注意くださいませ。明日で今回のご遺品整理の最終日ですが襟をただしてしっかりとご対応して参ります。