空き家の遺品整理

2022年06月17日

遺品・生前整理のお役立ち情報

最近は空き家の遺品整理についてご質問いただくケースが増えています。ですが、
「空き家の遺品整理とはどういうこと？」と首をひねる方もまだまだ多いですね。
持ち家にお住まいだったご両親が施設に入居されたり、亡くなられたりとキッカケはさまざまですが、誰も住まなくなった空き家は現在増加の一途を辿っています。
それに伴い発生している問題であり、どなたにも他人事とはいえない問題でしょう。
そこで、今回は空き家の遺品整理とは？や、なぜ今増えているのかといった背景についてお伝えしていきます。

空き家の遺品整理とは？

空き家とは、空き家を遺品整理するということですが、どんな家を空き家と呼ぶのでしょうか？
空き家とは「誰も住む方のいない家」です。

亡くなられたり、施設に入所されるなどが主な原因ですが、最近空き家は増加傾向にあるといわれています。たくさんの原因が指摘されていますが高齢世帯の空き家が増える原因は、子供世代の晩婚化や都市への移動、結婚したら両親と同居する方の減少が挙げられます。
都市部やマンションなどの分譲住宅でも無縁とはいえない問題であり、現在親御さんと別の建物で暮らしている方ならどなたも知っておくべき問題といえるでしょう。誰も住まなくなってしまったら早めに遺品整理を行うことが推奨されていますが、これは建物の価値と信頼を下げないようにするにはとても大切なポイントです。

とはいえ、思い出が詰まっていて自分の手ではなかなか整理が進まない、遠方に住んでいるから遺品整理のために何度も通うことができないという声も聞かれます。敷地が広く中にぎっしりと遺品が詰まっていれば、どこから手を付けていいか迷ってしまうこともあるでしょう。
基本的には通常の遺品整理のようにドンドン分別して、それぞれ処分することを繰り返していくのですが、中には保管しておくべきものも含まれているので注意が必要です。

なぜ、空き家整理が必要なのか

資産価値を保つ

空き家のまま放置すると家はすぐに傷みはじめることはよく知られていますが、どんなことが起きるのかみていきましょう。
人の気配がなくなると虫やネズミなどが入り込みやすくなり、においや劣化の原因となります。扉の開閉がなくなり湿気がこもりやすく、カビが生えやすくなり柱や床板が腐りやすくなることも。
また、手入れがされないため、外壁や屋根の傷みに気づかず、雨漏りして梁が腐ったり、断熱材が機能しなくなる可能性もあります。こうなると資産価値はないに等しくなってしまうため、早めの対策が必要です。

近隣の迷惑

空き家の期間が長くなると老朽化が極端に進み、震災の際は潰れてしまい近隣に迷惑を掛けることも考えられます。
また、庭や家に入り込んだネズミや虫が近隣に拡散していくケースもみられ、苦情の原因となることも。さらに、老化して剥がれた外壁などが台風で飛ばされ、隣の家に直撃する可能性もあります。
特に危険となることがなくても、徐々に朽ちていく家が近隣にあればその町内全体の資産価値を下げる可能性もゼロではありません。

犯罪の温床に

空き家であることが知れるとホームレスが住み着いたり、放火されたりと犯罪に巻き込まれるケースもみられます。また、子どもが入り込み、怪我をしてしまったケースも報告されています。

中に遺品が残った状態では、空き家の売却も賃貸として貸し出すなど活用もできません。また、更地にする場合でも、最近は建物の解体ででたものも分別が厳しくなっているので廃材とともに廃棄することはできず、片付けや遺品整理なしでの解体はできません。故人様が残してくださった資産を大切にするためにも、犯罪の温床としないためにも空き家の遺品整理が必要です。

当社に依頼するメリット

自分の手で空き家の遺品整理をするのが難しいという場合は、専門の業者に依頼するという方法があります。
当社は遺品整理の専門家なので、遺品が多い場合でも範囲が広い場合でも、残しておくべきものと不用品の区別をしっかりとつけスピーディーに解決いたします。

立ち会いがなくても空き家の遺品整理を代行可能であり、遠方にお住まいの方やお仕事が忙しい方もお電話一本で問題解決することができるのは大きなメリットです！また、遺品の中に買取可能なものがあれば処分ではなく、その場で査定し買取させていただくケースもあります。
遺品整理の費用負担が軽くなり、故人様の大切になさっていたものが社会に還元されるのもメリットの1つです。