2020年07月09日
あなたの人生を有意義なものにするためには終活が欠かせません
今、「終活」という言葉が話題になっています。テレビや新聞でなんとなく終活という言葉を見聞きしてこの記事を見られている方もいらっしゃるかもしれませんね。
終活は企業などに就職するために説明会を聞きに行ったり、面接を受けに行ったりする「就活」をもじった言葉です。もともとは自分自身の葬儀やお墓の準備、生前整理など、人生の最期に備える活動を指していました。しかし、近年では終活の意味合いが変化してきたのです。
とくにみなさんが重要視されているのが「これからの人生をいかに有意義なものにするのか?」ということ。自分自身の死を考えること、それに向けて準備をすることは怖いかもしれません。
しかし、あえて死と向き合う、これからの人生を考えることで、自分を見つめ直す良いきっかけにもなります。これまでを振り返ってできていなかったこと、やり残したことが明確になるので、今後の目標ややりたいことが明確になり、余生を豊かに過ごすことにつながります。
もちろん、自分の身の回りを整理したり、もしものときのための準備をしたりすることで、残された人々の負担を軽減することもできます。これによって自分自身も死後の不安が払拭され、安らかな人生を送ることができるのです。
老いを直視して余生を考えるのは勇気がいることです。ただ、終活は決して後ろ向きなものではなく、これからの人生を前向きに過ごすための準備と言えます。平均寿命が伸び、「人生100年時代」と言われていて高齢者の活躍が期待される昨今、終活はますます重要な意味合いを持つようになってきました。
これまでがむしゃらに仕事を頑張ってきた、家事や育児をやってきたという人生を送られてきて、なかなかご自身のことを見つめ直す機会がなかったかと思います。
ここで少し立ち止まってみて終活でじっくりとこれまでの人生を振り返り、これからどう生きていくか、見つめ直してみませんか?
あなたが終活を始めるべきタイミングは、、今です!
「思い立ったが吉日」ではありませんが、終活に興味を持たれた今始めるのが一番です。人生何があるかわかりません。詳しくは後述しますが、終活ではさまざまなことをします。そのため、早ければ早いに越したことはないのです。
一般的には50~70代で終活を始められる方が多い傾向があります。50代はまだまだ働き盛りですが、子どもが自立して一段落ついた、あるいは老いを少しずつ自覚するようになってきたというタイミングで終活を始められる方が多いようです。
とりわけみなさんが終活を意識し始めるのは60代になってから。なんといっても多くの方が定年を迎える年代です。今後人生をどう過ごしていくか?どのように最期を迎えるか?時間に余裕ができてから意識され始める方が多いようです。
70代ではすでに4割の方が終活もしくは何らかの準備をしていると言われています。気力や体力が衰えて病気にかかったり、同年代の友人や知人が亡くなって葬儀に参加したりしたのがきっかけで、老いや人生の最期を意識する方が多いようです。
以上のように、終活を始める年齢は人それぞれ。でも、若ければ若いほど時間あるいは気力や体力に余裕があるので、その分じっくりと自分の人生を振り返り、今後のことをしっかりと考えられるようになります。
豊かな余生を送るためにも、なるべく早い段階で終活を始めてみましょう。
【わかりやすい】終活のやり方をご紹介します
では、終活では何をすればよいのでしょうか?どのように始めるのでしょうか?具体的な終活のやり方についてご説明します。
エンディングノート:家族に自分の想いを伝える
エンディングノートとは残されるご家族に自分の考えや希望を伝えるためのノートです。介護や医療はどうしてほしいのか?お葬式の形式はどうするのか?財産はどう扱うのか?お墓はどうするのか?さまざまな事柄が挙げられます。
ノート」と呼ばれていますが、パソコンやスマホを使って書いても問題ありません。ただし、ご家族が見られるよう印刷するなどして保管しておきましょう。
また、注意したいのはエンディングノートには法的効力がないということです。あくまで自分の想いや希望を家族に伝えるための道具なので、もし相続などで民法に沿った相続以外を希望するのであれば別途遺言書を作成する必要があります。
介護、医療:希望する介護施設や医療施設
身体に不調が生じてから医療機関や介護施設を探すのは大変なことです。また、必ずしも希望通りの施設で希望通りのケアを受けられるとも限りません。
あらかじめどこの施設を利用するのか?どんなケアを受けたいのか?しっかりと決めておきましょう。医師や看護師といった医療関係者やケアマネジャーといった介護の専門家に相談することもできます。
また、経済的な準備も重要です。医療や介護サービスを受けるための資金が準備できているか、万が一のときの保障が受けられるようになっているのか?もう一度貯蓄や財産の状況、保険の契約などを確認してみましょう。お金のことを考えるのは、豊かな余生を送る上でも非常に重要なことです。
葬儀の準備:葬儀の生前契約・遺影の撮影など
あらかじめ葬儀について準備をしておけば、ご家族の負担も大きく軽減できます。宗派や葬儀の形式(一般的な葬儀のほか、家族葬や一日葬、火葬のみなど)、予算、葬儀社などを決めておくとスムーズです。また、葬儀に呼んで欲しい人を選んで氏名や連絡先などをエンディングノートに書き留めておきましょう。近年では式場の見学をして生前契約できる葬儀社も増えてきました。
遺影を撮影しておくのもおすすめです。あらかじめご自身が納得のいく写真、お気に入りの写真を葬儀で使うことができます。お気に入りの服やアクセサリを身につけるなど、おしゃれをして撮影をするのも素敵です。葬儀社によっては生前契約時に遺影の撮影を行なってくれる場合もあります。
お墓の準備:霊園や墓石のデザインなど
お墓をどうするかということも重要です。生前にお墓について考えておくことで、ご家族の負担を軽減することができます。また、事前に自分が入るお墓を見ておくことも可能です。
まずは自分が入れるお墓があるかどうか確認しておきましょう。継承者じゃない、遠方にあるなどの理由で先祖代々のお墓に入れないというケースも考えられます。仮にお墓があったとしても、継承者がいない場合は無縁墓になってしまいます。その場合は墓じまいをしてお寺で永代供養をしてもらうケースも考えられます。
お墓を持っていない場合は新しく購入する必要があります。霊園はどこにするのか?墓石のデザインはどうするのか?考えておきましょう。お墓を購入すると維持費もかかるため、最近では前述のとおり、お寺で永代供養をされる方も多くなってきました。
遺言書:法的な効力を持つ
先ほどもご説明したとおり、エンディングノートは法的効力がありません。極端な話、遺族はエンディングノートに従う必要はないのです。一方、遺言書は法的効力が生じ、その内容を無視する、書き換える行為は違法行為となります。もし、遺産相続などで希望がある場合は、法的効力が生じる遺言書を作成しましょう。
エンディングノートのみだと守られない、あるいは相続争いなどのトラブルに発展するケースも考えられます。特に揉めやすい遺産相続についてはエンディングノートだけでなく遺言書もしっかりと作成しておきましょう。
身辺整理:断捨離(不用品の処分)やデータの消去など
これまで長い人生を送ってきたなかで使ってきた物を整理します。日用品や衣服、書類、パソコンや携帯、スマホのデータに至るまで、不用品を処分し、本当に必要なものだけを手元に残します。
身辺整理を行うことで、家のなかがスッキリとして心も穏やかになります。また、いざというときにご家族に負担を強いることもありません。遺品も整理することができます。
身辺整理は体力が必要です。歳をとってからやろうとすると大変なので、終活のなかでも特に早めに着手しましょう。
生前整理・断捨離なら、当社にお任せください!多数の実績で満足できるサービスをご提供!
終活のことならメイドマンにご相談ください。とりわけ手間と時間がかかる生前整理や断捨離をお手伝いします。当社は名古屋で遺品整理・生前整理の専門業者として24年の実績がございます。丁寧な仕分け・梱包、ワンルームマンションから一軒家までどんな状況でも対応できる柔軟性で、多くの方からご支持をいただいてまいりました。
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終活でこれからの人生をより充実したものに
ご自身の老いを受け入れ、死を考えることはとても勇気がいることです。後ろ向きなことと思われるかもしれません。しかし、あえて自分の最期について考えることで、残りの人生がより豊かになり、残されたご家族を幸せにすることにもつながります。弊社でも終活をお手伝いされていただくことで、穏やかで幸せな余生を過ごされたという方が多くいらっしゃいます。
終活は決して終わりではなく、むしろ始まり。若者が行う「就活」が第一の人生のスタートであるならば、「終活」は第二の人生のスタートと言えます。
ぜひ、今から終活を始めてみませんか?
もし、身辺整理で人手が必要なら、お一人で難しいようであれば、あるいは不用品の処分でお困りでしたら、メイドマンにご相談ください。大切にされてきたお品物とご依頼者さまの心の整理ができるよう、誠心誠意お手伝いさせていただきます。